2011年2月27日日曜日

苺抹茶大福

スペインにいて食べたい!と思っても手に入らないものは、メロンパンだけではありません。

一番恋しいのは何と言っても和菓子です。

夜中に突然無性にあんこが食べたい!と思った時、日本だったら、おいしい和菓子は無理でもコンビニの串団子やどら焼きで何とか欲求を抑える事が可能ですが、ここではそんな事もできません。
(そういえば、昔突然あんこが食べたくなった時、帰宅途中の兄にあんこものを買ってきて!と電話したら、届いたのは・・・何と「つぶ餡の缶詰」・・・確かにあんこものといえば、あんだって間違いなくその部類に入りますが、お兄様、他のものはなかったの???でも、その後美味しく?頂かせて頂きました。)

近所に日本食のテークアウトのお店が開店した際、そこで大福を売っていると聞き、早速購入!
1個2.5ユーロ近く払ったのに、差し出されたのは、何と旅行先のお土産として箱詰めで売られているような安っぽい冷凍物でガッカリ。。。

と言う訳で、食べたければ作るのみ!

日本から持ち込んだ白玉粉を使い、苺抹茶大福を作ってみました。
作りおいておいた白餡に抹茶を混ぜた抹茶餡、色も香りも最高です。
早速日本茶を入れ、幸せな一時を堪能♪

写真提供 The Matcha House

















<レシピ>

白玉粉 150g
水    180g
砂糖   70g

白餡   200g
抹茶   小さじ2杯(少量のお水に溶く)
いちご   8つぶ
片栗粉  少々

1. 白餡に水に溶いた抹茶を混ぜ、抹茶餡を作り、いちごをくるんでおく。
2. 白玉粉、砂糖および水を混ぜ合わせる。
3. レンジ 600Wで2分温め、木べらで混ぜ合わせる。(この作業を3回繰り返す)
4. お餅が透明になり、できあがったら、片栗粉を引いたバットに出す。
5. 手で薄く延ばし、8等分にし、餡で包んだいちごを真ん中に置き、お餅で包む。

Bon profit!!!

2011年2月25日金曜日

キャラメルパン

日本では人気のメロンパンですが、スペインではこういったクッキー生地を乗せて焼いたパンを見かけません。
なので、食べたくなったら自分で作るのみ!
今回はキャラメル風味の生地を乗せて焼いてみました。

<レシピ>
強力粉      150g
砂糖         8g
ソフトイースト   10g
塩          4g
牛乳       100g
バター        8g

キャラメルソース
生クリーム    50g
砂糖        50g
水         大匙 1

キャラメルクッキー生地
キャラメルソース 上記作成分
バター       40g
卵黄        20g
牛乳        20g
薄力粉       60g       

1. 粉、砂糖、イースト、40℃に温めた牛乳、塩を混ぜ合わせる。
2. まとまったら室温に戻したバターを加え、混ぜる。
3. 台に出し、こね合わせる。
4. 1次発酵(約1時間:2倍になるまで)
発酵してる間にキャラメルクッキーを作る
5. 鍋に水と砂糖を加え、煮詰め、カラメル状になったら、生クリームを加え、キャラメルソースを作る。
6. 室温に戻したバターと卵黄を良く混ぜ合わせ、ここにキャラメルソースを加える。
7. さらに牛乳を加え混ぜ、最後に薄力粉を加え、混ぜ合わせる。
8. 1次発酵が終わったパンのガス抜きをし、6等分にし、丸く成形する。
9. 2次発酵(約1時間:2倍になるまで)
10. 発酵したら、この上にキャラメル生地を絞りだし、グラニュー糖をかけ、180℃で15分。

Bon profit!!!

2011年2月9日水曜日

スペインで一番おいしいクロワッサン

2009年「スペインの一番おいしいクロワッサン」に選ばれたのが、badia rocaクロワッサン
ずっと気になっていながら、気づけば2011年に突入。
2010年版「スペインの一番おいしいクロワッサン」選出も既に終わり、これは両方試さない訳にはいかないと早速行って参りました。


茶を基本にしたシンプルで綺麗なお店。

早速購入。見たからにサクサク感が漂っています。

断面はこんな感じ。

スペインでは上にアプリコットジャムが塗られてやたら甘かったり、バターではなくラードで作られたりと、スペイン流のクロワッサンが多い中、正統派なクロワッサンに巡り合えたといった感じです。

お店はこちらです:
Padua 91        または    Riera Blanca esq. Bassegoda
08006 Barcelona           08028 Barcelona

私が行ったのはPaduaの方。L7のPadua駅からすぐでした。
ただ、店員さん、もう少し愛想が良くってもと思うのは日本人だからでしょうか?

ちなみに2010年版「スペインで一番おいしいクロワッサン」に選ばれたのはHofmannでした。
クロワッサン買ったのですが、写真を撮る前に食べてしまいました・・・ので、
Hofmannのクロワッサンはこちらから見て下さい!

お店はBornにあります:
Flassaders, 44
08003 Barcelona

お店はパステルカラーですごい可愛い。
クロワッサンも見た目も上品な感じで、サクサク、満足のいくお味でした。
カフェスペースが無いのが残念ですが、Bornに行かれた際はぜひお試しあれ。

Bon profit!!!

初クロワッサン

いっつもレシピを見ながら、一度もトライした事のなかったクロワッサン。。。
日本で話題のエシレバターを発見したので、行列ができるというエシレクロワッサンを作ってみる事にしました。
と言っても、エシレさんのレシピは発見できなかったので、「なんちゃって」エシレバター入りクロワッサンです。



イーストを少なくし、発酵時間を長めに取る方がおいしいパンになると言われたので、イーストを減らしたら、膨らみがいまいちでした。
でも、味はバターが効いていて、外はサクサク、中はすこしふっくらで、初めてにしては満足♪

今後もう少しレシピを改良して行きたいと思いますが、今回のレシピを参考まで。

<レシピ>
強力粉    250g
砂糖       25g
塩        5g
卵      12.5g
ドライイースト 5g(3gにしてしまい、膨らみ不足・・・)
牛乳     125g
バター     25g

折込用バター 125g(正方形にしておく)

1. 強力粉、砂糖、塩をボールに入れる。
2. 牛乳と卵を混ぜ、人肌に温め、ドライイーストを加える。
3. 2を1に加え、混ぜ、さらに柔らかくしたバターも合わせ、軽くこねる。(あまりこね合わせ過ぎない方が良いらしいです)
4. 1次発酵(2倍になるまで)
5. ガス抜きし、ビニール袋に入れ、冷蔵庫で一晩保管。
6. 翌日、生地を取出し、正方形に伸ばし、その中にバター125gを入れ、包む。
7. バターが出てこないよう注意しながら、生地を長く延ばし、三つ折りにする。
8. 再度長細く延ばし、三つ折りにし、冷凍庫で30分寝かす(X2)
9. 生地を3㎜程まで薄く延ばし、三角に切り取り、成形。
10. 2次発酵(2倍になるまで?2倍になりませんでした・・・)
11. 発酵したら、溶き卵を塗り、210℃で15分

Bon profit!!!

Tortell

今年一番始めに作ったお菓子、それはTortell
スペイン語ではRoscón de reyesと言い、1月6日に食べる伝統的なお菓子です。
ブリオッシュのような甘いパン生地で作られ、上にはフルーツの砂糖漬けが載っています。
そして、忘れてならないのが中に王様の人形と豆が埋まっているという事。
食べた時、中から王様の人形が出てきた人はその日冠を受け取り、1日王様扱い、豆が当たった人はこのお菓子の代金を払うというのがしきたりらしいです。

最近ではこの焼きあがった生地を半分に切り、生クリーム、チョコクリーム、カスタードクリームを挟んだものが人気がありますが、読んだ本によるとこれは邪道との事でした・・・

でも、邪道でもクリーム入りが好き!
という事で、今年はカスタードクリームを入れました。


フルーツの砂糖漬けは家では人気が無いので、控えめにしたら、少し寂しくなってしまいました。。。

<レシピ>
強力粉 500g
砂糖  80g
牛乳  100ml
卵    2個
ラム酒 10ml
塩    5g
生イースト 25g(ドライイーストの場合は粉500gに対応する分)
バター 100g

1. 牛乳と卵は混ぜ人肌にし、バター以外のものをボールに入れ、良く混ぜ合わせる。
2. 混ざったら、柔らかくしたバターを加え、さらに混ぜ合わせる。
3. パンを作る時と同様、テーブルに出し、こねる。
4. 1次発酵(約1時間、ボリュームが2倍になるまで)
5. ガス抜きし、丸め、真ん中から穴をあけ、リング状にする。
6. フルーツやアーモンド等を上に飾り、2次発酵。
7. 卵を塗り、200度で15-20分焼く。

そのままでもおいしいですが、お好みで、クリーム等を挟んで下さい。

Bon profit!!!